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記事一覧

アメリカの労働権法(right-to-work law)

アメリカには、28州(27州とグアム)で、「労働権法」とでも呼びうる法律“right-to-work law”がある。労働権法と言っても、その意味は次に述べるようなものである。会社と組合との労働協約により利益を得ている州内の労働者は、すべて組合費を負担しなければならない、とするルールがあったとする。法律は、このようなルールを労働協約の内容にすることを禁じている。これにより、労働者でも組合にも入りたくないし、組合費も負担...

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貧しさと罰と

テキサス州ニューオリンズ地区連邦判事が、貧乏ゆえに、数百ドル程度の少額の罰金(過料)を払えない人を、強制的に収用する地区の制度を批判して、それを認めない決定を下した(8月3日)。判事が言うのは、その人の財力を調べることなく過料を科すのは違法で、その前に中立的な場所で、その人の「財力を調べるべきだ」、というものである [1]。実際は、刑事犯の95%が財力に問題がある人達であるという。判事は更に、そうやって集...

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思うに任せない住宅の需給

NPRは、10年前の住宅バブルの崩壊 [1] と、それに伴う2007~2009年のGreat Recession、それに只今現在、生じつつあるアメリカの住宅事情の逼迫とを比較しつつ、「新しい住宅の危機で、市場から締め出される」、と言う見出しの記事を載せている(2018年4月28日)。当時の住宅バブルでは、誰もが銀行から安易に住宅ローンを借り入れられた。住宅価格は、右上がりの一方通行で行くと大抵の人により思われていた。それが、突然ひっくり...

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大統領の人事権とKavanaugh氏

トランプ大統領による最高裁判事の任命で、近時のそれ、即ちBrett Kavanaugh氏についてのものを、先に記した。このゴリゴリの保守派判事の最高裁入りによって、アメリカの最高裁はこの先、多くの事件で、5:4で保守が多数となりうる。そのこと自体も、リベラルな人々にとってかなり懸念されていることだが、更に三権の中で、大統領権限の強化に好意的発言をしていたKavanaugh判事が加わったことにより、「トランプ大統領が、とても...

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公害(ガス漏洩)事件

ロサンゼルス市にある都市ガス会社Southern California Gas Co.(SoCalGas)は、2015年から2016年にかけての1ヶ月近くに亘り、会社のガスタンクからガスを漏れ出させたことでロサンゼルス市、ロサンゼルス郡、カリフォルニア州、などの当局(それぞれのattorney general)と、California Air Resources Boardとから訴えられていた。このメタンガス漏出事件で、数千人のロサンゼルス市民が、その場所(市の郊外)から、立ち退く嵌め...

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