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記事一覧

ホワイトハウスにコンウェイあり

ホワイトハウスにはトランプ大統領を取巻く数十人の補佐官などがいる。すべて大統領が、最高にこの国を収められるよう、細心の注意を払って自ら選んだ人達だ。中でも、対メディアなど広報関係は大切だ。更に政策面で大統領にとり重要なのが、助言者、参事、顧問などと訳される各種のCounselorである。そこに女性のカウンセラーとしているのが、1967年生まれのコンウェイ(Kellyanne Conway)女史である。ホワイトハウスの高級女性...

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トランプ氏とロシア問題

トランプ氏がバノン氏を雇っていることは、よく知られていよう。現在はホワイトハウスの主席戦略官だが、選挙期間中は、トランプ氏のキャンペーン隊長でもあった。ホワイトハウス入りするまでの彼は、人種差別的なコメントを発信するメディア、ブライトバート・ニュースのCEOである。トランプ氏は共和党の穏健派を抑えつつ、選挙戦の正面の敵である民主党のヒラリー・クリントン氏を徹底的に叩くことを行った。それにより、中でも...

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2018年中間選挙

トランプ大統領の支持率の低さが、ずっと指摘されてきている。アメリカでの代表政治では、4年毎の選挙の他、その間(2年毎)の中間選挙がある。来年2018年11月6日もそれである。そこでは下院の全議席435と、上院の3分の1に当る33の議席を巡って争われる。この他、州以下の知事や議員の選挙も併せて行われる。そこでNPRは、この処パッとしなかった民主党がどういう成績を示すか、ABCニュース/ワシントンポストによる調査を引いて、...

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NAACP会長の選挙

エヌ・ダブリュー・エー・シー・ピー(NAACP)。アメリカで最古の黒人らのための全国組織である(全国で50万人以上がメンバーに登録しているという)。1909年にニューヨークで作られ、その元を辿ると1905年の「ナイアガラ運動」に至る [1]。NAACPは設立以来、黒人らの人権回復のための闘争を、その中心を、「法廷での勝利」に置いてきた。そのために、何百と言う最高裁判決を勝ち取ってきた。アメリカの公民権運動史を語るうえで...

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ホワイトハウスの新しい広報部長

トランプ大統領とメディアとの刺々しい関係の例として、それにプラスしてCNN記者の早とちりが絡んで、記者ら3人が辞任の破目に追込まれた話と、彼のツイッタ―に係るものとを、この欄で採り上げた。ホワイトハウスの広報部長として、トランプ大統領がそのメディアとの接点に立ててきたのが、シーン・スパイサー(Sean Spicer)氏であったが、就任から丁度6ヶ月の7月20日にトランプ大統領に辞表を出して辞めてしまった。この6ヶ月と...

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アメリカの人口動態

2017年4月のアトランティック誌は、人口統計局の資料をもとに、アメリカ人の(州から州への)移動などについて記している。そして、警告とも嘆き節ともとれかねない声を挙げている。「ニューヨーク市から、そしてアメリカの大都市から、人が流出している」というのだ。ニューヨーク市のメロト地区(中心区)から2010年以来、百万近い人が流出したという。もっとも、同じ期間に外国から85万人が流入したというから、ネットでは、そ...

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トランプ大統領とウクライナ問題

アメリカとロシア。この世界の2強、核大国の間柄がどうなのか。これは、暇人の「当てもの」どころではない。つい先日も、トランプ大統領とプーチン大統領とが初めて面談したが、かつトランプ大統領は、会談につき肯定的コメントをしていたが、簡単に一言で、どちらかに片付けられるような問題でないことだけは確かである。ところで、この米ロの間柄が、仮にも「改善に向かう…」などのニュースが正しいとしたら、それで大いに悲しみ...

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ニクソン夫人に褒められたトランプ氏

3月15日のワシントンポスト紙は、トランプ氏について、もう2人別の政治家との間で、強い類似性を有すると指摘している。1人は、1960年代にかけてアラバマ州の知事をしていた人種分離主義者のウォレス(George Wallace)氏。もう1人は、例のウォーターゲート事件でアメリカの歴史で唯一、大統領を辞任した(せざるを得なかった)リチャード・ニクソン氏である。ウォレス氏との共通的として、記者が挙げている2,3の点を先ず紹介する...

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公共への信頼

建国241年の記念日(7月4日)を控えて、アメリカ社会での人々の礼儀(正しさ)について、NPRが調査をしている(7月3日NPR/PBS poll)。答えはあまり芳しくない。10人中7人が、トランプ大統領になってから首都ワシントンでの人々の礼儀の程度が「悪化した」(gotten worse)と答えている。「良くなった」は6%。同じ程度が20%。うち民主党員だけを採ると、10人に8人が「悪化した」となる。対比して、オバマ政権の発足年(2009年)での...

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アメリカ人一般の懸念すること

アメリカが人種社会であることに関して、何回か採り上げてきた。その他アメリカの人種問題では、人種問題を懸念する人の割合の変化(2014年の17%が2017年に42%へと急上昇したことについてなど。ギャラップ社でも無論、この人種問題に関して時折調査して採り上げている。2014年11月の調査では、「今アメリカで、何が一番大変な問題と思うか?」、とアメリカ人一般に対して訊ね、その集計を公表している。その同じ質問に対する答えを...

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Twitterについて

トランプ氏は、何しろ異色、奇抜である。不動産デベロッパーからスタートして、カジノなど、色々なことを手掛けてきた。その彼の大統領として一番奇抜な手法と言えば、TwitterでTweetする(「ピヨピヨ」と囀る、が本来の意味)があろう。何も大統領になってから始めた訳ではない。1990年代の中頃、まだ不動産デベロッパーに専念している頃から、つまりアメリカでのインターネット時代とともに、略同時にやってきたことではないか。そ...

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アメリカの大統領選挙結果の正しさ

トランプ氏が大統領選挙で「不正が行われた」、「実在しない2~3百万の票が投ぜられた」式の発言をしていたことは、まだ耳に新しい。彼が言うことに何らかの根拠を与えるものがあるか?それが、いわゆるmotor voter lawと呼ばれる法律である [1]。この問題では、トランプ氏の下のホワイトハウス内に選挙人委員会も設けられ、また司法省の公民権局も動き出したという。この辺りの問題につきNPRは、公民権運動家、選挙人委員会の事務...

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アメリカの国務省予算

民間人トランプ大統領のこれまでの大統領との大きな違い。「冗費を削る…」も、多分その1つであろう。NPRは、国務省に2011年から2017年までいたという中堅の人、バーグマン(Max Bergman)氏とのインタビューを載せている。国務省の予算と、その活動について、その人が雑誌Politioに投稿したものをベースとして、質問している(7月5日)。雑誌では、今、ティラーソン長官の下、「国務省の解体」が始っているという。具体的に言うと、...

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カスペルスキーの名

カスペルスキーの名は、ご存知の方も多いであろう。NPRは、ウィスキーに似た「ウォッカ」に次いで、アメリカ人に一番よく知られているロシア名であろうとしている。ロシア人、カスペルスキー・エフゲネは、カスペルスキーコンピューター研究所を立ち上げた人で、そのCEO格の人である。彼は、ロシアの秘密警察のようなKGBの暗号研究所にいたことも、またソビエト軍に所属していたこともある(7月5日NPR)。そのカスペルスキーについ...

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アメリカの人種問題

この数十年来、アメリカ、アメリカの歴史、社会、アメリカの法制、同法制史などに興味をそそられてきた。近時は、その絡みで、遠く別の半球から強制的にこの地に連れて来られたアフリカ系アメリカ人(黒人)らの歴史にも強く惹かれてきた。そんな訳で、2015年に「アメリカの憲法成立史―法令索引、判例索引、事項索引による憲政史―」を著してからは、次のようなテーマを通して、この線に沿った取り組みを続けている [1]。断るまでも...

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連邦議会下院議員ジョン・ルイス氏

ジョージア州選出の連邦議会下院議員ジョン・ルイス(John Lewis)の名を聞かれた方も少なくないであろう。アラバマ州の貧農(いわゆるshare cropperという小作農)の三男として1940年に生れ、バプティスト(洗礼派)神学校からテネシー州にあるフィスク大学を出ている。その間、黒人らの地位向上のための非暴力の公民権運動に加わり、その中心的団体の1つSNCC会長も務めていた。公民権運動盛んなりし1960年代には、その中心的な人...

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日系人の集団隔離と最高裁長官ウォレン

アメリカの最高裁判決について知られているものを1つ挙げるとしたら、例のブラウン対教育委員会のケースであろう [1]。それとともに思い出すのが、その時の最高裁長官ウォレン(Earl Warren)の名であろう。彼は、20世紀後半入りした10年余り(1953~69年)に、アメリカの最高裁の歴史の中でも、「ウォレン時代」(Warren Court)と呼ばれる時期を作った。このウォレン時代が画期的なのは、アメリカ人の人権擁護上で問題となるこ...

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憲法上の武器の自由の具体化

アメリカでは、人々が手易く拳銃などを入手し、保有している。そのことは広く知られていよう。だが、どんな拳銃を、いつ何処で、どんなふうに保有していてよいのか、詳しいことまでは知られていない。第一、その大元の憲法(修正Ⅱ)の言葉自体も、1行半で簡潔も良い所だ。「自由な州(国家)の安全のために必要な、よく統制のとれたミリシア(Militia)と、人々が武器を保有し、かつ携える権利は、これを侵すことができない。」見...

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宗教と州(政治)との分離

ミズーリ州、コロムビア市のルーテル教会の付属幼稚園。2012年に同園は、園児たちの遊びをより安全にしようとして庭をゴムの表面で蓋うことに決め、州にその資金の拠出申請をしたが、断られた。理由として州が挙げていたのが、宗教関係の学校などへの州の援助禁止を定めた州憲法である(同じような定めをする州が他に37州ある)。この決定につき幼稚園が争っていたのであろう。NPRは、最高裁が7-2でこの決定を覆したことを伝える(6...

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3人が辞めたCNN

トランプ大統領とメディア界との関係が、刺々しいものになりがちであることは知られていよう。それでもまだ、会見の場で彼が、指名したりしてご贔屓なのは、マードック氏の息子らが支配しているフォックス・ニューズなどの記者である。反対に、何かあると槍玉に挙げたがるのが、CNNである。それが今回は、大統領や大統領のプレス・セクレタリのシーン・スパイサー氏による攻(口)撃だけには止まらなかった。一旦、CNNがインターネッ...

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