Dream Actについて

この処、話題になっていたアメリカのDACA。
子供の時にアメリカに連れられて違法入国した約80万人近い人々に対する行政上の措置として、期限を2018年3月末として、国外退去処分が延期されていた。

この措置は、2012年6月、オバマ大統領の下で窮余の策として決定された。
というのは2010年にも、「夢の法」Dream Actがどうしても議会上院を通せなかったからだ [1]。

このDream Actは実は、その10年前の2001年に法案として議会に提出されていた。
今から実に16年前である。以来、色々と変更案も出され続けていた。

オバマ大統領はその時言っている。
「このDACAは、一時凌ぎの措置だ…これらの才能も意欲もあり、かつアメリカを愛する若人たちに、若干の時間の枠を設けることで、我々は資源の最適活用法を考えねばならない…」。

トランプ政権は、一体この懸案(16年越しの法案)をどう処理する積りか?
2018年3月末の期限切れで、80万人をどう処分するのか、セッション司法長官は、「後は議会の出方にかかっている…」と述べた。

これに対して、15の州とワシントンD.C.の司法長官は連合で、セッション司法長官を訴えてきた(9月7日)。
訴えているのは、DACAを決めた時に、その措置の実施に伴い、彼らが申出た氏名、住所その他の、これら若人たちの個人情報が、「政府により不当に使用された」という点である。

さてDream Actであるが、トランプ政権が本気になったとしても、議会がどう出るか。
下院議長ライアン氏は、「メキシコとの壁を設けることが、絶対必要な条件だ…」と言っている。
Dream Actのチャンピョンは、民主党(イリノイ州)上院議員ダーバン(Dick Durbin)氏である。

「全国的に、国民の76%が肯定している…もしダメにしたら、これらの若人たちを国外に追いださねばならない…今こそ超党派でやらなきゃ!」と言っている。





[1] 2010年には、成立に一番近い所まで行っていた。下院は通り、上院でも5票が不足していただけだった。
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