公共への信頼

建国241年の記念日(7月4日)を控えて、アメリカ社会での人々の礼儀(正しさ)について、NPRが調査をしている(7月3日NPR/PBS poll)。

答えはあまり芳しくない。
10人中7人が、トランプ大統領になってから首都ワシントンでの人々の礼儀の程度が「悪化した」(gotten worse)と答えている。
「良くなった」は6%。同じ程度が20%。
うち民主党員だけを採ると、10人に8人が「悪化した」となる。

対比して、オバマ政権の発足年(2009年)でのギャラップ社による調査では、35%が(人々の礼儀が)「下った」と答えた一方、21%が「良くなった」と答えていた。

もう1つNPRが調査しているのが、アメリカ人の公共機関に対する、中でもアメリカ建国の背骨となる諸機関、連邦議会、司法機関、大統領府(トランプ・ホワイトハウス)、法の執行機関などに対する人々の信頼についてである(とても信頼、まあまあ信頼、など4段階に分けている)。

それによると、一番信頼が高かったのが、この欄でも2,3回採り上げているアメリカの諜報機関(FBI、NSA、CIAなど)に対する信頼で、上から2つ合わせて60%ある。
次が法廷、つまり司法機関で、やはり60%である。
次が、選挙制度に対するもので50%、
与論調査機関の46%、
トランプ・ホワイトハウスの37%、
連邦議会の29%、
メディアの30%と続く。

NPRは、上記の信頼度の数字が人々一般であるのに対し、更に共和、民主の党派別にも、これらの数字を出している。
そのうち、トランプ大統領との関係が刺々しくなっているメディアについての信頼度の分析を見ると、全体の30%に対し、民主党が56%(「とても信頼」が16%、「かなり信頼」が40%)なのに対し、共和党では9%(4%、5%)と、驚くほど低い。

トランプ大統領に対する信頼度は、人々一般では37%であったが、これが民主党だけをとると、69%が「全く信頼しない」となる。
一方共和党では、47%が「まあまあ」で、37%が「とても」信頼するとなっている。

この他で、興味深かった質問と、それに対する回答を挙げると、「政府に対する抗議権」についてがある。
共和党支持者の41%が、この「政府に対する抗議権」が「拡げられすぎ」(expended too much)と答えている一方、民主党支持者になると、これが7%と激減しているからである(更に民主党員の44%は、投票権が「制約され過ぎている」としている)。

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