マリファナ(大麻)

アメリカでの大麻なども含めたいわゆる麻薬販売の実情は、我国ではあまり放送もされず、知られてもいない [1]。

この販売に対する規制は、州によって違う。
また、たとえば薬物の影響下で行ってよい事、中でも「車の運転」に対する規制も、各州毎に法律で定めていて、同じではない。
更に、多くの大学などは、キャンパス内でのアルコールを含め、麻薬使用についてのルールを独自に定めている。

日本人の目から見て、まず驚くのが、たとえばコロラド州内での大麻販売(処方)店の数の多さであろう。
スターバックス店もかなりあちこちにあるが、同州内には、それ以上の大麻販売店があるという。

麻薬の問題でも一番の問題は、アルコールの飲酒運転と同じで、(大麻などの)影響下での運転(DUI)であり、これは、コロラド州でも一定の数値を定めている(全州の中では一番緩やか、ゼロのみOKのルールではない)。
そこで問題となるのが、その物質の検出であるが、今のところ大麻の成分が呼気や血液中に、どの程度あれば、どれほどの悪影響を及ぼすのか、科学的なデータはないことである [2]。

NPRはこの春、コロラド州とワイオミング州のパトロール隊員ら16名がデンバーのホテルに集められて、集合教育を受けた様を伝えている(7月30日)。
私服を着て集った彼らが、先ず勉強せねばならないこと、それが上記の通り、今のところ計量できるための科学的なデータが、十分にないことである。

以上のような現状からすると、パトロール隊員らが呼び止めたドライバーにテストをしても、法規への該当性についての判断(つまり、逮捕すべきか否か)が、しっかり確立できない。
そこでパトロール隊員らは、先ずドライバーらの外見、態度などから、判断することになる。
今のところ唯一の方法は、注記のTHCテストしかなく、人や状況によって判断が分れることになる。
このような状況下で、各州の関係刑法はバラバラで、完全に合理性のあるものになっていない。





[1] 麻薬(drug)と一言で言っても、大麻などが一定範囲内で合法とされるのに対し、その他として、色々な種類の合成化学品が存在する(LSDなどの幻覚剤と、その他の鎮静剤や刺激剤など)。

[2] 唯一、今のところあるのが、THCと略される麻薬中のある化学物質を計る(それによって推認する)ことである。つまり、アルコール・テストよりは、ずっと心もとない。しかもアルコールは体中の水に溶け込むのに対し、このTHCは脂肪(fat)に溶け込むため、ずっとスローになる。
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